システムエンジニアにとって経験する業種を拡大することは、自分を売り込む営業的な側面で大きなメリットがあります。最初は通信業界にいたとしても、通信関連の技術のみで特化して何十年も仕事を取っていくことは可能ですが、キャリアの幅が広がりません。
そのため、ある程度の年齢になるとプロジェクトリーダーやスタッフのマネジメントなどの方向でなければ仕事にありつけなくなるという状態に陥ってしまうのです。
しかし例えば、通信だけでなく金融システムなどの構築に関わる経験を積めば金融業界特有の業務知識にも通じることになり、その後も金融業界での仕事が取ってきやすくなります。
さらに金融と通信の両方の実績を兼ね備えることによってインターネットバンキングなどの複合的な知識を生かした方向にも仕事ができるという自己アピールにもつながるのです。
これがもし金融ではなく教育システムの開発業務であれば、たとえそれがアプリの開発経験だけであっても、通信業界の知識との組み合わせにより、今では流行りのオンライン英会話やインターネットによる通信教育での学位取得システムなど、応用できる関連業務の方向性は広いです。
つまり経験する業種の幅が広がることで自分の専門分野が広がるだけでなく、今までにない新しい業務システムへのスキルのアピールにもなり、他のエンジニアにはない強みを複数持つことによって長期にわたる仕事をつなぐ保険にもなるのです。
常に激務のイメージがあるシステムエンジニアですが、習得した技術やスキルは生涯の武器となります。キャリアパスも多くの可能性を有し、仕事もやりがいがあるでしょう。しかし、時には疲労回復やストレス解消のためのリフレッシュも必要でしょう。
疲労と戦うシステムエンジニアへのリフレッシュ情報含む参考サイトをぜひご覧ください。